スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

実現可能なこと。

遅ればせながら、JAXAのシニア・フェロー川口淳一郎さんのインタビュー記事を読みました。
確認したいことがあったんです。
川口さんは、「はやぶさ」のプロジェクト・マネジャーを務めた方です。

インタビューの中で、ハッとしたことがあったので、引用します。
(「ハーバード・ビジネス・レビュー」2012年9月号より)

インタビュアーの、ベストよりベターの選択を積み重ねていくということでしょうか?との問いに対して。

『ベターというのも言うな、と言ってるんです。
私たちは、業界用語で「フィージビリティ(実現可能性)」と言いますが、
「フィージブル」な答えであればいい。
合格点であればいいのです。
ベストあるいはベターである必要はありません。
時間的にもう少し効率的なものがあるかもしれない、
ほかにもいい候補があるかもしれない。
けれど、予定されているスケジュールにはまるのであればよしとして、
それを選択していくということです。』

ベストを求めたり、全ての情報・技術を網羅しようとすると、
却ってそれが足枷になってしまい、身動きが取れなくなることがあります。
今できることや、今持っている能力に気づかずに
今できない・持っていないものばかり追いかけてしまうからです。
やってみないとわからないことはたくさんあって、
わたしたちはそこからたくさん学び・得ることができるのに、その機会すら失ってしまいます。

それはわかっていたし、気をつけていたつもりですが、
最近の自分自身を振り返ってみると、常に「ベター」を求めてたな、と。
より良いものを・・・と求めすぎて動けなくなってたのではないか、と。

何か行動する際の選択肢として3つあると思えば、動きやすくなりますね。

①ベストを求める
②ベターを求める 
③実現可能な方法を求める
 
時間とお金に余裕があれば、①と②を選ぶことも可能でしょう。
時間に制限がある場合(仕事をする上では、ほとんどがこの条件)には、
③の実現可能性を優先するという選択肢を持っておくと、新しい発想ができると思います。

ただし。
「何のために」それをやっているのか。
ゴールはどこなのか、を明確にしておく必要がありますね。
行動はしたもののその場しのぎに終わり、
何の成果も得られなかった・・・では意味がありませんから。
スポンサーサイト

読書メモ「ヘタな人生論よりイソップ物語」

自分に合った速読法を見つけたもので、調子に乗って読んでます。

植西聡「ヘタな人生論よりイソップ物語」(河出文庫)
よく知っているイソップ物語を「大人」(というより著者)の視点で読み直すというもの。
最近「ストーリーテリング」の効果に興味があるので、
何かヒントになるものがないか、と思って読み始めました。

すると・・・。
とっても胸に突き刺さる物語に出会ってしまいました。
それはヤギ飼いの物語。

ある村にヤギ飼いの男がいました。
ある日彼は、放牧していた自分のヤギ達を連れ帰り、小屋に入れました。
数を数えてみると、少し多い。
野生のヤギが紛れ込んでいたのです。
お金も何の苦労もなく、ヤギが増えたと彼は大喜び。
野生のヤギ達にはもともと自分が飼ってたヤギよりもエサをたくさんやって、大切に扱いました。
ところが、ある日再び放牧に出ると、
野生のヤギたちはヤギ飼いの元から逃げようとしたのです。
ヤギ飼いは「あんなに大事にしたのに、この恩知らずなヤギめ!」とかんかんに怒りました。
野生のヤギはこう言いました。
「だから、信用できないって言うんだよ。
昔から一緒にいた方を粗末にして、新入りの僕達を大事にする。
また新入りが来たら、今度は僕らを粗末にするに決まってるじゃあないか。」


ああ~、と思いました。
仕事をしていると、ついつい条件がいいものを優先しがち。
そんなことをしていたら、調子のいい人、と思われかねません。
いろんな仕事をさせてもらう過程で、自分の新たな能力や一面を発見してきた。
そして、その発見したものを使って、また新たな仕事につながって・・・。
その繰り返しで今日の私があります。
だから、条件のよい・悪いということではないのだ。
仕事でかかわるすべての方が、私のスキルや力を磨いてくれているのだ。
そのことを忘れないようにしよう。
現状に「馴れない」気持ちを大事にしよう。

読書メモ「齋藤孝の速読塾」

「齋藤孝の速読塾」(ちくま文庫)を読みました。

仕事柄多くの本を読みたいので、速読は前から気になってたのです。
しかし、速読の勉強会に行った人の話なども聞いてみたところ、
「フォトリーディング」(写真のように記憶する)的な読み方が多い。
この方法は私が読みたい本には向いてないのです。
理論書が多いので、イメージでの理解は危険。
しかし、齋藤さんのこの速読法なら学術書も読める。
むしろ学術書に向いていると言ってもいいかも。

早速使おう、と思っている点だけピックアップします。

・本の内容について「表現する機会を逃さない」。積極的に何か述べてみる。
これは、確かに本で書かれている知識を自分の血肉にするのに有効な方法。
それで、こうしてブログに書いています。(笑)

・全部読まなくてもいい。
「本は最初から最後まで読むもの」という強迫観念から自由になろう。

ああ~、確かに。「読まねばならぬ~」と思ってました。

・自分の”身体感覚”を利用して、感覚的に反応した箇所を取り出していく。
自分の身体感覚を使って、本を読むというのが新鮮に感じました。
これなら読みやすい!!

・本の目次をコピーして、基本理解のマップとして使う。
これはたまにやるんです。
速読に役立つとは思ってもみませんでした。



それから速読のスキルとは別にとても印象に残った言葉。

本を読む時には「その内容に新たな価値を付加して、オリジナルのアイデアや提案、見方をする」ことを目指そう。
これを著者はAレベルの理解力、つまり速読力、と呼んでいます。
Aレベルの理解力があれば、人との関係が長期的に安定する。愛より理解力を!とも。

そうなんですよね~。
理解しようとする気持ち・理解する力があれば争いを避けることができる、
これは私も常々考えていました。

『「理解力」を高める研修』プログラム、あったらいいな。
つくれるかな~。
課題は何をもって「理解力」が高まったと判断するか、
モノサシをどうつくるかだ。

こうやってアイデアがわいてきたので、読んだ価値あり。
星4つ:☆☆☆☆。
プロフィール

chinenjin

Author:chinenjin
知念くにこ
S&Gビジネスディレクション㈱勤務
米国NLP™協会認定トレーナーアソシエート
詳細プロフィールは↓に。
http://www.sandgbd.com/staffchinen.htm

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。